8月30日 鮎釣行記 特別編 <玉島川>














鮎釣行記 2005特別編
8月30日
佐賀県 玉島川

『先生』という言葉があります。釣りの世界では年齢、学歴、地位などお構いなしに上手な方が『先生』になります。
2005年夏、海釣りのスペシャリスト(先生)が生徒としてこの釣りにチャレンジしました。
当店の店主、中原が生涯始めての鮎釣りに挑みます。
釣行前、仕掛けの臨時講習会です。今回の『先生』はこの釣行記でもおなじみのよっさん、鮎釣り2年目にしながら連日2桁釣果のスペシャリストです。
鮎の仕掛けは『小さい』『細い』が定番です。特に金属糸の扱いは細心の注意が必要になります。先生の言うことを真剣に聞いていると写真のような「普段見られない顔」になります。天井糸、付け糸、水中糸、鼻カン周りなどなど・・・「どうして上から下まで一本の糸じゃだめなの?」となりますが、これもやらなければわかりません。
当日用に3セット作りました。海釣りと違って現場ではこの繊細な仕掛けは作れませんので事前の準備から釣りがスタートしているのです。
仕掛け関係がすべて出来たところで今度は鮎用品一式を揃えます。今まで鮎釣りをしている方は何の抵抗もないでしょうが初めての方は「あの、モジモジ君みたいなタイツはちょっと抵抗が・・・」とか「海パンじゃだめ?」など言われます。色々言いたいことはあるでしょうが今回は上から下までビシッとそろえてもらいましょう。
 仕掛け用品を全てそろえて30日、玉島川に出発です。今回は某メーカーS社のTさんも参加、3名での釣行になった。
今回、よっさんはフルサポートということで竿を持たずに川に入った。
いよいよ釣り開始!!
生徒でも、そこは海釣りのスペシャリスト川を見るなり色々動き回り鮎の習性を目で確認、本人曰く・・・
@ 追い気のいい鮎は全体の10パーセントくらい
A 一つのポイントで4〜5匹くらいが攻撃的で追いの良い所を釣り歩いた方が数釣れて効率的。
「今日、生まれて初めて鮎つりする人のコメントじゃないよね〜」
で、鼻カン通しですが今まで手で握った魚は釣れた魚であればそのままクーラーへ直行していたこともありオトリもどの位の強さで握っていいものか感覚的に分からず「逃げられてはいけない」の気持ちからかなり強めに握り締めてしまいかなり最初からグロッキー。
よっさんもこれにはまいったな〜と思いながらヨレヨレのオトリを泳がせます。「新しいおとりを確保しなくちゃ」と思っている間も無く振り返るとそこには鮎を取り込む店主の姿が・・・!!『マジかいな〜!!』
泳がせること、取り込むこと、何も教える前にヨレヨレオトリに気合の入った野鮎がアタックしてきて掛かってしまいました。
オトリが天然の生き良いのに変われば鮎釣りのパターンはガラリ変わります。よっさんのアドバイスもあり泳がせ釣り、瀬の引き釣り、など教えてもらえばセンスの良さで入れ掛かり!!
終わってみれば23cmを筆頭に2桁釣果の快挙。
 一方、同行したS社のT氏は何かしょんぼり・・・
『聞かないで下さい。3匹です。』『魚はメチャメチャいるんですけど掛からんのです。』とガックリ
釣果の差はやはり場所、魚に合わせた仕掛けと釣り方でした。
完全に火のついたT氏は仕掛けを換えてリベンジに燃えるそうで、『今週!今週行きましょうよ。バリバリ鮎がいる!!』って言うし・・・また鮎のぼせが一人いや2人増えたかな。

時代の最先端!!入れ掛りの法則、今回の仕掛けは以下の通り。

鮎釣り初挑戦、二桁釣果の中原店主の仕掛けは
竿 シマノ H2・5 85−90
天井糸 1・2号移動式
付け糸(上)0.3号70cm
水中糸 ダイワ メタコンポ007
付け糸(下)0.3号30cm
鼻カン周り 0.8号
鼻カン オオネ ワンタッチ小
サカサ オーナー白一体サカサ2号
針 ダイワ マルチ7号、キープ7号、スピード7号
 
上記仕掛けで23〜25cmまでは十分に取れます。
海産遡上の玉島川、厳木川とも9月が最盛期です。今からが数・型とも狙えて面白いシーズンです。

あなたの釣りが変わるかも??平日でもスタッフが同行して仕掛け・釣り方などアドバイスしますよ〜。
お気軽に声をかけてください。



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